大伝説の勇者の伝説9
正体不明の化け物の幻術によって、連れ去られたライナ。突然の出来事に動揺するフェリスとキファは、必死にライナを探しはじめる。さらに、<悪魔王>ライナ・リュートが消えたことによって、世界中の情勢が一変し…
正体不明の化け物の幻術によって、連れ去られたライナ。突然の出来事に動揺するフェリスとキファは、必死にライナを探しはじめる。さらに、<悪魔王>ライナ・リュートが消えたことによって、世界中の情勢が一変し…
さてはて、厄介な事になったものだヨ。島を襲う連続爆破事件に、島を仕切る組織の重役達が次々と殺されるこの状況デ、島に戻ってきた二匹の犬に、再び不気味な動きを見せる小鼠達と、翻弄されるうちの猫。東と西の関係も爆発寸前というこの状況、一体どうなんだろうネ?島は終わりに向かっているのか、それとも―。…何、別に大したことじゃあないサ。例えこの島が燃え尽きようが粉みじんに砕けようが、住人が全て死の...
“人が死ぬのは嫌いだ。殺すのも嫌い”かつて自分が書いたレポートは、そう始まっていた。「…俺は、何を言っていたんだ」ライナは呟く。そして目の前の戦場を、みつめて思う。親友の絶望に気付かなかった、大切な人を救えなかった、狂った絶望を撒き散らすだけのこの俺に―今ここで、なにかできる?トアレ率いるネルファの民を守るため、反ローランド連合軍と行動をともにするライナ。ついに戦場に身を置くことになっ...
人の命を喰らい力を発現する剣・『グロウヴィル』に選ばれたエディア家に伝わる、お伽噺。それを語ってくれた父が、幼いレファルの誇りだった。強く、仲間を裏切らないガスタークの王。だから父との「狂った『剣』には、決して触れない」という約束を、守るつもりでいた。けれど、15歳になったレファルは思う。ストオルに故国を滅ぼされ、奴隷にされたこの3年。世界は願うほど、甘くも優しくもなくて。だったら―ど...